JUKI高速小型モジュールSMTマシンRX-8が発売、生産性が30%向上

JUKI高速小型モジュールSMTマシンRX-8が発売、生産性が30%向上

JUKIは2021年7月21日、電子部品の高速実装と生産効率の大幅な向上を実現した「高速小型モジュラーマウンターRX-8」を世界にリリースしました。

プリント基板の実装エンジニアリングでは、RX-8実装機は2つの実装ヘッドを使用して、0.4mmサイズの部品×0.2mm〜5mmの正方形形状高さ3mmのチップ部品、および小型ICなどの非常に小さな部品を迅速に実装します。

取付ヘッドの吸引ノズルを16個から20個(1ヘッドあたり)に増やし、一度に吸引できる部品数を増やしました。これにより、初代RX-7モデルと同様のコンパクトサイズで、前世代比1.3倍の100000CPHの高速実装と、2ヘッド実装機の最高レベルのエリア生産性を実現しました。

また、新実装ヘッド(P20プラネタリーマウントヘッド)は、同部品の連続実装に最適で、LEDエッジライトやパネル基板を使用した照明の高品質な生産も実現しました。

近年、5G(第5世代移動通信システム)の市場投入や、人工知能(AI)やセンシングなどの最新技術の発展に伴い、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、次世代自動車、サービスロボットなど、さまざまな製品が求められています。電子基板の設置現場では、高処理能力の設備を導入するだけでなく、多品種の生産に対応できるフレキシブルなSMT生産ラインを構築し、システムの組み合わせにより工場全体の知能化を実現する必要があります。

RX-8と高速インテリジェントモジュラーSMTマシン「RS-1R」を組み合わせることで、幅広い生産品種に対応した高速・高品質なSMT生産ラインを構築することができます。また、稼働状況の見える化も含めた統合システムソフトウェア「JaNets」を共同導入することで、工場全体の生産効率の向上に貢献しています。

今後は、お客様の生産現場の課題を解決する「JUKI Smart Solutions」をテーマに、インテリジェントファクトリーの構築に向けたサービスも提供していきます。

100000CPHの高速実装と最高レベルの面積により、幅998mmのコンパクトサイズ(最適条件)で最高仕様の100000CPHを実現しました。省スペース化と高生産性を実現。

新型マウンティングヘッド(P20プラネタリーヘッド)の採用により、新型プラネタリーヘッドP20の高精度な搭載が可能になりました。チップや小型ICでは、照明やパネル基板の製造に高精度のLEDエッジライトが使われていることは言うまでもなく、ウェアラブルデバイスもその生産に最も適しているものとなっています。

フレキシブルな生産ラインの構築と、高品質な生産と高速インテリジェントモジュラーデバイスRS-1Rの組み合わせにより、幅広い生産品種に対応したフレキシブルな生産ラインを構築することができます。また、設置前・設置後のエンジニアリングマシンと、印刷機や検査機など当社の全製品群を連結することで、高速・高品質な生産を実現しています。

設置生産ラインの生産管理を主導する統合据付システムソフトウェア「JaNets」の活用により、工場全体の生産管理と効率化をサポートし、基幹システムとの連携も可能です。設置現場での生産進捗や設備の稼働状況、エラー報告を可視化し、迅速に対応することで、生産ラインの最適な稼働をサポートします。
2023年5月26日

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