サキカンパニー、AI機能を搭載した次世代3D AOIシステムを開発

2021年9月14日、東京 - 自動光学試験およびX線試験装置の分野で革新的な企業であるサキコーポレーションは、デンソーがサキの次世代3D自動光学試験システム(3D-AOI)の認証を正式に取得したことをお知らせします。デンソーが採用・実装するSakiの新ソリューションは、AI機能を強化した次世代の3D-AOIである「3Di-LS2-CASE」です。

今回発売した新型「3Di-LS2-CASE」は、サキ独自の高剛性構造と、従来の3D-AOIでは難しかったはんだ欠陥(ノンウェッティング)の検出 AI.In による自動検出により、業界最高レベルの検出速度と精度を維持し、誤報を大幅に低減し、はんだ欠陥検出の速度と精度を大幅に向上させました。

「3Di LS2 CASE」は2022年より受注を開始し、「3Di LS2 CASE」の主な特徴は以下の通りです。
●Saki独自のAIエンジンは、良品・不良品の膨大な画像データから学習するため、はんだ検出データのチューニングが不要となり、スキル不要の自動検出を実現。
●サキ検出機の高精度な特性を活かし、信頼性の高いディープラーニングを実現。
-シンプルなデータフロー構成により、ネットワーク障害に耐え、安定した保守可能なシステムネットワークを実現できます。

その高い性能が評価され、3Di-LS2-CASEはデンソーのグローバルスタンダードマシンとして認定されました。
デンソーの電子機器製造部門の広報担当者は、「サキの次世代3D-AOIシステムは、CASE時代のインテリジェントファクトリーを実現するための優れたソリューションです。これにより、自動車用電子機器の品質を包括的にテストできます。デンソーは、サキを認定サプライヤーリストに追加し、サキのソリューションをグローバルに展開します。

サキコーポレーション 代表取締役社長 兼 CEOの小池典弘は、「世界に誇る自動車部品サプライヤーであるデンソーから、次世代の3D-AOIパートナー企業として承認を得ることができ、大変光栄です。次世代自動車に搭載される電子機器の品質確保は、ますます重要性を増しています。生産規模が拡大する次世代の車載電子部品メーカーにとって、高い信頼性と高精度な検出能力を備えたAOIシステムは、私たちの社会や生活の安全を確保する上で重要な役割を果たしています。私たちは、次世代の車両の安全性を確保するというお客様の目標を全面的にサポートします。